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不整脈の治療に使われる薬
■ 薬物療法で症状をおさえる
 治療の中心は 抗不整脈薬による薬物療法です。抗不整脈薬にはさまざまな種類がありますが、副作用などの問題もあり、また、必ずしも抗不整脈薬による治療が有効でない場合もありますので、循環器専門医を受診することが重要です。

・ ナトリウムチャネル遮断薬/カリウムチャネル遮断薬
心臓内の異常な電気興奮や刺激伝導をおさえて、正常な脈のリズムを保ちます。

・ カルシウム拮抗薬
血管を広げ、血圧を下げます。さらに心拍数も減らし心臓の酸素消費量をおさえるので、心臓の負担が軽減されます。
・ ベータ遮断薬
心臓を活発に働かせる交感神経をおさえることによって心拍数を減らし、心臓の酸素需要量も減らして、心臓の負担を軽くします。
・ 強心薬(ジゴキシン製剤など)
心臓の働きを強めて、運動能力を向上させます。ジゴキシン製剤には、脈を遅くさせる作用もあります。
手術による治療
■ 原因疾患を治療する

・ カテーテルアブレーション 頻脈性不整脈に対して、電気的な異常興奮の発生場所や伝導路を高周波通電で焼き、根本的に起こらなくする治療法です。心房粗動やWPW症候群、発作性上室性頻拍などに有効です。
■ 器械で補助し、ポンプ機能を改善する

・ ペースメーカー植込み術 徐脈性不整脈で3秒以上の心停止とめまい、失神といった症状がある場合に適応になります。ペースメーカーは人工的に電気信号を発生させる役割をします。
・ ICD(植込み型除細動器) 致死性不整脈とも呼ばれる心室細動や心室頻拍などが原因で、突然死をきたしそうな症例に適応になります。いわゆる電気ショックを自動的に加えることのできる小型の器械を心臓に植込み、心停止が起こった際にすぐに電気ショックを加え、心臓を動かそうというものです。
ICDはペースメーカーとよく似た性能を持ち、実際、徐脈性不整脈に対するペースメーカーの機能も併せ持っていますが、一番の効果は心臓突然死を防ぐことにあります。ただ、あくまでこの器械は致死性不整脈が起こってからそれを止めるために作動するものなので、その前に患者さんが一瞬気を失うこともあります。それでも万一の安全網(セーフティーネット)としての役割には、絶大な信頼が寄せられています。ICDの植込みは認定された病院でのみ行われます。
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